失敗しない弁護士の選び方|初めて相談するならどんな弁護士?
その他
2020.11.02
特に個人の方の場合、弁護士に依頼をすることは一生に一度あるかないかの出来事かもしれません。そのような場合、どのような方法で弁護士を選び、依頼するのが良いのでしょうか?
もし友人・知人に弁護士がいれば、話を聞いてみるのも良いでしょう。友人・知人であれば、自身が抱えている問題を気兼ねなく相談できます。
とは言え実際は、友人・知人に弁護士がいる人は、それほど多くないはずです。例えば富山県の人口は104万人ですが、弁護士は120人くらいしかいませんので、県民一人当たりの弁護士数は約0.00011人となります。なお、東京には20000人以上の弁護士がいますが、東京の人口は1300万人いますので、都民一人当たりの弁護士数は0.0015人となります。弁護士は自身の人脈から簡単に見つけられるものではないので、どのように選ぶかは迷って当然です。
依頼するなら「話しやすい弁護士」が良い
友人・知人に弁護士がいない場合、私がおすすめするのは「話しやすい弁護士」です。「話しやすい弁護士」をおすすめする理由は、通常弁護士に伝えるべき事項は当事者にとって言いにくいことが多いですが,正確に弁護士に伝えることが大切だからです。特に個人の方の場合、依頼の内容は一生に一回の一大事であることがほとんどでしょう。そのため、「重要なことを言えなかった」「この弁護士はあまり理解してくれていない」などの思いを抱えたままで進めるのは、双方にとって良くありません。
また、離婚事件や相続案件、通常の貸金請求事件等の個人でも弁護士に依頼することが必要となる場合は、一般の弁護士であれば概ね対応ができます。したがって、選ぶとするなら「話しやすい弁護士」がよいということになるのです。
なお、医療事故や建築に関する紛争、消費者被害、労働紛争等については、弁護士の業務の中でも専門性が要求されたり、一方の側の事件は受けられなかったりといった事情もあり得ます。専門性が求められる事案については、まずはホームページや初回の相談で対応の可否を確認しましょう。
弁護士を選ぶ際のその他の指標
とはいえ、「話しやすい」の他にも、弁護士を選ぶ指標が欲しいところですよね。そんなときは、下記を確認してみてください。
- 料金体系が明確であること
- レスポンスが早いこと
- 複数の弁護士で対応していること or 事務員の対応がしっかりしていること
- 問題点や今後の流れなどの説明がわかりやすいこと
- 複数の拠点を持っており,遠方の裁判所でも対応できること
弁護士の能力を測ることは難しいです。われわれ弁護士でも、話をしただけではその方の能力は正直わかりません。おおまかな人柄や経験年数等で能力を推測することはできますが、一般の方が、初回の面談という限られた時間で判断するのは不可能に近いです。
そのため、初回相談の際の対応や、相談に対する返答の内容が納得できるものであったか、また、費用面で明確に示してくれたか等の事情を参考にしてみてはいかがでしょうか。
なお、弊所においては、対応できない案件については別途対応可能な弁護士を紹介しております。迷った際にはひとまずお電話や問い合わせフォームからご相談いただければ、回答差し上げることができます。
合わないと思ったら断っても大丈夫
「初回相談で弁護士を選び、いざ頼んでみたら最初のイメージと違った」ということもあるかと思います。違和感を抱えたまま対応を進めると、双方にとってもよい結果とならないことが多いです。
弊所では、ご依頼頂く前に違和感がある場合はいつでも解約できることをご案内しております。解約をしたことにより依頼内容が不利になることはありません。
※それまで遂行した業務に応じての精算は必要となりますのでご注意ください。
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